こんにちは、海堀芳弘です。
YouTube発信で迷走していた5年間
僕は5年前からYouTube発信を始めました。
目的は自分のビジネスの集客のため。YouTube起点のDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を構築して、自分の商品を売りたいと思っていたんです。
でも、全然うまくいかなかった。
集客数が少ない。少しは集客できたものの売り上げにつながらない。発信がしんどくなってしまって、ついには発信を続けられなくなってしまいました。
「なぜうまくいかないのか?」
僕のYouTube発信を振り返ると、3つの大きな間違いをやらかしていることに気づいたのです。
でもこの間違いに気づいたおかげで、「売上につながるYouTube発信3つの軸」を見つけることができました。
これからYouTube発信を始めようとしている人、すでに始めているけど迷走している人のヒントになれば幸いです。
どうぞ最後まで楽しんでご覧ください!
僕がやってしまった3つの間違い
1つ目の間違い:伸びる動画をアップしてしまった
僕は”動画の専門家”として、動画に関するテーマの動画をアップしていました。
- 動画マーケティング
- 動画コンテンツの作り方
- 動画編集のやり方
特に動画編集のチュートリアル動画です。
- 編集ソフトの使い方
- カット編集のコツ
- テロップの入れ方
こういうテクニック系の動画ですね。
僕は動画編集を10年くらいやっていたので、編集のやり方を教えるのは努力しないでもできるので、自分ができることを発信していたんですね。
そして、動画の編集方法をYouTubeで調べる人が多かったから、この系の動画は確かに伸びました。
再生回数千回越え、中には1万回越えの動画も。登録者も毎日増えてくれて、おかげで千人以上になりました。
でも、問題が起こったのです。
そんな動画にくるコメントは、動画編集のやり方や動画編集アプリに関する質問ばかり。
お問い合わせや、LINE登録、メルマガ登録して連絡が来る人も「動画編集のやり方を教えて欲しい」「ツールの設定の方法を教えてほしい」という内容ばかりでした。
そのときに気づいたんです。
「僕は動画編集を教えたいわけでも、ツールの設定や使い方を教えたいわけではない!」と。
僕が本当にやりたかったのは:
- ライフワークを実現したい人のサポート
- 動画を使ってビジネスを変えたい人
- 自分のやりたいビジネスを実現したい人
- 自分の商品を作りたい人
- 自分のビジネスに集客したい人
そういう人のサポートをやりたかったのです。
なんでこんなミスマッチングが起こってしまったんだろう?
答えは単純でした。末端のスキルや手段の話をすると、そのスキルや手段を学びたい人が集まってくる。ごくごく自然なことが起こっていただけだったのです。
2つ目の間違い:途中でYouTubeやる目的を見失ってしまった
YouTubeを始めて最初の1年はコンスタントに動画をアップしていました。
週2投稿。そのペースで1年半くらい続けて、1年強で100投稿を達成しました。
でも次第に投稿の頻度が減っていって、ついに3年目から1年間くらい投稿が止まってしまったんです。
なぜそうなってしまったかというと、「このままYouTube続けて、この先どうなるんだろう?」とわからなくなっていたからです。
僕のYouTubeチャンネルは、再生回数は数十回~数百回。たまに万再生行く動画もあるけど、登録者数も千ちょっと。だからもっと伸ばさなきゃって思ってしまったんです。
リサーチで、YouTube発信のノウハウチャンネルを見ると、みんな「YouTube伸ばすことが正義」と謳っている。
- 再生回数を回す
- 登録者数を増やす
YouTubeの先生たちも、再生回数万単位で回っていて、登録者数も数万人越え。
なので、それが真実だと思ってしまいました。
やっぱり再生回数や登録者数が増えるとうれしいし、自信になる。逆に、伸びないと「自分はダメなのかな?」って思ってしまう。自分を疑ってしまう。これ、正直、今でもそうなるときがあります。
でも、YouTube始めて4年目くらいに、AIを本格的に使い出したときに、AIと壁打ちして「自分が何をやりたいのか?」を見直したんです。
そこで気づきました。
僕がやることはYouTube伸ばすことではない。YouTube伸ばすことは手段だ。本当にしなければならないことは自分のビジネスを伸ばすこと。
でも、いつの間にかYouTube伸ばすことが目的になってしまっていたんです。
後から気づいたことだけど、目的を見失っていました。
YouTube伸ばすこととYouTubeで集客すること、どっちをやるべきか?どっちをやっているのか?わからなくなってしまっていたんです。
この目的と手段を混同すると、作業と思考の堂々巡りに陥ってしまう。めちゃくちゃ時間を使うし、めちゃくちゃ精神的にも疲弊します。
3つ目の間違い:ターゲットや自分のビジネスがわかってなかった
具体的には:
- 自分が何をしたいのか、本当の意味でわかってなかった
- ターゲットが誰か、わかってなかった
- ターゲットがどこからどこへいくために、自分が何をしてあげればいいのか、わかってなかった
わかってなかったとき、動画編集が得意だから、やり方を教えてたんです。
例えば、「カット編集に時間がかかる」っていう人に「カット編集を速くやるコツ」を教える。これ、一応、方向性は示せてるんです。
だけどそれは、僕は教えられるけど、僕が教えたいことじゃなかった。
「カット編集の時間を短縮したい」という人は、僕のターゲットの中にいるかもしれないけれど、「カット編集に時間が掛かる」→「カット編集が速くできる」、それだけの動画だった。
カット編集の時間を短縮した人にはさまざまな人がいるのに、僕のターゲットを考えて動画を作ってなかったんです。
ターゲットがどこからどこへいくために、自分が何をしてあげればいいのか、わかってなかったんです。
僕が本当に来てほしい人は、自分のビジネスの軸を見つけて、それを必要な人に届ける仕組みを作りたい人。
平たくいうと、自分のビジネスを明確にして見込み客に届ける仕組みの構築をしたい人です。
そういう人たちの悩みや問題解決をして、WEBで売れるようになるために:
- ビジネスモデルを明確にする(自分が何を提供するのか?それは、誰がどうなるために、どのように役立つものなのか?)
- ブランディングを明確にする(ターゲットにどんなメッセージで伝えたらいいのか?)
- ファネルを作る(どこで認知して、どのように集客して、何を教育して、どのように販売するのか?)
ビジネスのコンテンツ作成とマーケティングの本質の部分を伝える。これが、僕の役割。そういうことが、あとからわかってきたのです。
ターゲットや自分のビジネスがわかると:
- どんな商品を作ればいいかわかる
- どのように販売したらいいかわかる(ファネルが見えてくる)
- どこで何を発信すればいいかわかる(ここがYouTube)
- 全てつながって見えてくる
これがわかってないと、どんなに発信しても誰にも刺さらない。自分も迷走する。作業と思考の堂々巡り。身に染みてわかりました。
ビジネスが伸びるYouTube発信の3つの軸
では、どうすればいいのでしょうか?僕の間違いを教訓に、ビジネスが伸びるYouTube発信の3つの軸をお伝えします。
1. スキルより変化をテーマにする
スキルの先にある「変化」を伝えることです。
僕の場合でいうと、「動画編集のやり方」ではなく「自分のビジネスを明確にして、それを必要な人に届ける方法」を語る。
自分ができることを発信するんじゃなくて、変化するために本当に必要なことを発信する。
「〇〇のやり方」ではなく「〇〇を使って、あなたのビジネスがこう変わる」を語るんです。
手段ではなく、本質を語ると:
- 本質的な変化を求めている人が集まってくる
- 表面的なスキルを求める人ではなく、本気でビジネスを変えたい人が集まってくる
2. YouTube伸ばすのが目的ではなくビジネスを伸ばすことが目的
定期的に「何のためにやっているのか?」を確認することです。
週に1回でも、月に1回でもいいから、「自分は何のためにこれをやっているのか?」「本当の目的は何なのか?」それを確認する時間を作ってください。
僕の場合、YouTube伸ばすことが目的じゃない。ビジネスを伸ばすことが目的。AIと壁打ちして、それに気づけました。
目的と手段を混同しないために:
- 「これは手段なのか、目的なのか?」常に問いかける
- 迷ったら、「本当にしなければならないことは何か?」に立ち返る
3. 自分のビジネスの軸を明確にする
まず自分のビジネスの軸を明確にする
自分が何をしたいのか?本当の意味で言語化する。表面的な「〇〇屋さん」じゃなくて、「誰にどんな変化を起こしたいのか?」
それがわかると:
- どんな商品を作ればいいかわかる
- どのように販売したらいいかわかる
理想のターゲットを具体的に定義する
ターゲットが誰なのか?属性じゃなくて、「どんな悩みを抱えていて」「何を実現したい人なのか?」
僕の場合、「自分のビジネスの軸を見つけて、それを必要な人に届ける仕組みを作りたい人」。そこまで具体的に定義します。
ターゲットの変化を設計する
ターゲットが、どこから(ビフォー)、どこへいくために(アフター)、自分が何をしてあげればいいのか?
これが明確になると:
- ビジネスモデルが見える
- ブランディングが見える
- ファネルが見える
- 全てつながって見えてくる
これがわかると:
- どこで何を発信すればいいかわかる
- 誰にも刺さらない発信から、理想のターゲットに刺さる発信に変わる
- 作業と思考の堂々巡りから抜け出せる
この3つを実践することで:
- 本当に来てほしい人が集まってくる
- 自分も迷走しない
- 発信が楽しくなる
- ビジネスが伸びる
そういう状態になれるのです。
まとめ
今日のポイント
YouTube発信で僕が間違えてしまった3つのこと:
- 1つ目:伸びる動画をアップしてしまった
- 末端のスキルや手段を教える動画で集客してしまった結果、理想のターゲットではない人が集まってしまいました。
- 2つ目:途中でYouTubeやる目的を見失ってしまった
- YouTube伸ばすことが目的になってしまった。本来の目的はビジネスを伸ばすことでした。
- 3つ目:ターゲットや自分のビジネスがわかってなかった
- 自分が何をしたいのか、理想のターゲットが誰か、ターゲットをどこへ導きたいのか、わかってなかった。
それを教訓に、ビジネスが伸びるYouTube発信の3つの軸:
- スキルより変化をテーマにする – 末端のスキルではなく、その先にある変化を語る
- YouTube伸ばすのが目的ではなくビジネスを伸ばすことが目的 – 定期的に「何のためにやっているのか?」を確認する
- ビジネスの本質を明確にする – 自分が何をしたいのか言語化する、理想のターゲットを具体的に定義する、ターゲットの変化を設計する
この3つのマインドを持つことで、
- 本当に来てほしい人が集まってくる
- 自分も迷走しない
- 発信が楽しくなる
- ビジネスが伸びる
そういう状態になれます。
最後にあなたに質問です
ぜひ、考えてみてください。
今日もここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたの助けになって、あなたが少しでも元気になれたらうれしいです!