こんにちは、海堀芳弘です。
僕が21年起業生活を続けてこれたワケ
起業して21年間、ホームページ作成を中心にビジネスを続けてきた僕ですが、起業するときは「お金もコネもない自分が本当に成功できるんか?」ってすごく不安でした。
営業スキルもなかったし、話し下手で人見知り。
「スキルを磨かなきゃ」「もっとがんばって売り込まなきゃ」って焦ってたんです。
でも、起業して21年経った今言えることがあります。
それは、成功に必要だと思ってたことと、実際に必要なことは全然違ってたということ。
むしろ、一般的に言われてることを信じてたら、失敗してたかもしれません。
この記事では、起業して21年の僕が知っててよかった「起業で必要だった3つの非常識な力」についてお伝えします。
どうぞ最後まで楽しんでご覧ください。
起業で成功するために本当に必要なこと
多くの人が「起業で成功するには」って考えるとき、こんなふうに思ってるんじゃないでしょうか?
- スキルや才能が必要だ
- 自分の強みや優秀さをアピールしなければならない。
- 積極的にセールスする力が必要だ
- がんばって売り込まないといけない。
- 社会や人に勝つことが必要だ
- 競合に勝たないといけない。答えは社会や他人にある。
でも実は、僕の起業生活の体験の中ではそうではありませんでした。
正直に言うと、僕には全部できなかったんです。スキルも才能もなかったし、売り込むのも苦手だった。人に勝つとか、そういうことも考えてなかった。もちろん、スキルや才能が全くなかったらダメですよ。
でも、その視点でがんばっても、なかなかうまくいかないんです。
じゃあ、本当に必要なのは何なのか?
振り返ってみると、全然違うことが大事だったんです。
それが、これからお話しする「僕が起業で必要だった3つのこと」です。
1つ目:相手を感じる力&相手の気持ちを言語化できる能力
コーチから学んだ「感じる」こと
僕は起業するときに、コーチを雇いました。
コーチングというものを知って、起業するために学ぼうと思ったんです。
コーチングのセッションで、
「カイちゃん(僕のことです)、頭で考えてるよ」
「そうじゃなくて、今何を感じてる?」
とコーチによく言われてました。
最初はそう言われてる意味がわかりませんでしたけど、コーチングでサポートしてもらってるうちに、だんだん自分の気持ちを感じるということがわかってきました。
自分の気持ちがわかったら、人の気持ちもわかるようになるもんなんです。
人間って、自分の気持ちや人の気持ちを感じる力が元々あるんです。
でも、僕も含め多くの現代人は、忙しい毎日に忙殺されているうちに頭で考えるようになって、感じることを忘れているんですね。
最初は「感じることが何の役に立つんや」と思ってましたが…
感じることのパワーを体験した出来事
そして、今度は僕がコーチの立場でコーチングを提供し始めたときの話です。
あるとき、感じることがパワフルだと実感する出来事がありました。ある経営者にお試しコーチングで相談を受けたんです。
その経営者は自分のビジネスのことを話されていたんですが、なんか苦しそうに感じました。
僕「今何を感じられていますか?」



「あっ!自分のダメなことはここで、これからこうしていくべきと思ってます」
経営者の方は、そんな説明をしました。多分、責められてると感じて「なんとか言い訳をしないと」と思ったんでしょうね。



「今おっしゃったのは『どうすればいいか』の説明ですよね?そうじゃなくて、今感じている気持ちを言って欲しいのです」



「苦しいです、この先が心配で…」
そのように、自分の気持ちと向き合われました。



「どうなったら楽になりますか?」



「こんなことをしてこんなふうになってこうなる」
経営者の方は、さっきとは一転してエネルギッシュに話されてたんです。



「じゃあ、こんなことをやりたいんですね?」
とフィードバックすると



「そうそう、それがやりたい、なんでわかるんですか?」
経営者は、満面の笑みになられました。僕は心の中で



いや、あんたが今言うたやん!
と思いながら聞いてました。
この体験から気づいたんです。相手の気持ちを感じて、それを言語化する。これが、相手の心に届く力なんだと。
その後、その経営者の会社のコンサルの仕事を受注できました。スキルや才能じゃなくて、相手のことを心から思うということが必要だったんですね。
2つ目:相手の話を聞く力(マーケティング力)
最初、僕は営業に向いてないと思いこんでた
僕はずっと営業に向いてないと思ってました。
話し下手で人見知り。自分も周りも「営業には向いてない」と思ってたんです。
セールスって、「話術に長けた人がやること」で、「欲しくない人に無理矢理売り込むこと」そんな勝手なイメージを持ってました。
ところが、デザイン会社に勤務していた時代、突然営業に行くことになったんです。
営業って意外と面白いかも?
Macの前でデザインしてたらいいと思ってたら、上司に「営業行くぞ」と言われて。「なんでデザイナーの僕が営業に?」って最初は渋々でした。
会議室で大勢のお客さんの前でプレゼンをしなければならないときなどは、最初は足はガクガク、手はブルブル震える状態でしたよ。
でもお客さんとの打ち合わせで、お客さんの話を聞いて「それはこんなふうにやったらいいんとちゃいますかね?」と提案したんです。
すると「それいいね、思いつかんかったわ」と言ってもらえました。
お客さんに提案すると、お客さんが感心してくれる。それがうれしくて、だんだん営業の仕事が楽しくなってきたんです。
退職するときには、取引先の人みんなで送別会を開いてくれました。
「自分は意外と営業に向いているのかも?」って思いました。
トップセールスの人たちと同じマインドだったことがうれしかった
起業してから、トップセールスの方と何人か出会うことがあって、仲良くさせていただきました。
その方々が口を揃えて言うのは「お客さんが欲しいものを目の前に差し出すこと」でした。
それを聞いて、すごく腑に落ちたんです。
「じゃあ、相手に無理やり勧めたりしなくても、喜んでもらうことをすればいいんだ!無理しないで自分自身でいいんだ!」
すごくうれしくて楽になりました。
デザイナー時代に営業ができた理由を、トップセールスに教えてもらった気がします。
この体験から気づいたことは、セールスは売り込むことじゃなくて、マーケティング(相手の願望を理解する)が大事だったんです。
3つ目:自分の世界を創造する力(見えない領域の力)
その人がうまくいくかいかないかは感じると大体わかる
僕がコーチとしてクライアントに提供していたときの話です。
感じることを体感した僕は、積極的に相手のことを感じるようになっていました。
そして、何人も話を聞いているうちに、相手の話を聞いていると、その人がうまくいくか、いかないかがわかるようになってきました。
それは、その人に才能や能力がないとか、商品やサービスの良し悪しの話ではありません、その人が話していることの「エネルギー感」で大体わかるんです。
これは、見えない領域の話なんですが、
- しんどそうに話していると、重苦しいエネルギーになってる
- ワクワク楽しそうに話していると、軽い爽快なエネルギーになっている
どちらがうまくいくかは、誰でもわかりますよね?
「感じるとわかる体験」を論理的に腑に落とせた
ある本を読んだとき、僕が体感していたことが論理的に解説されていて、腑に落とすことができました。
その本には「波動」という一見怪しそうなことが書かれていたんです。
人も含めた物質は全て、波動という目に見えない領域の振動でできている。
その波動が、
- 人や物質によっても振動の仕方が違う
- 同じ人でも、そのときの思考や精神状態によっても変わってくる
その波動で、うまくいくかどうかも変わってくる。
最初は「怪しい」と思ったんですけどね。
携帯電話で考えてみるとこんな話になります。ちょっとだけ寸劇にお付き合いください。



「携帯電話はなんで線つながってないのに話せるの?」



「それは、電波が飛んでるからやん。」



「ほんまに電波なんて飛んでるの?」



「いやわからへんけど、実際離れてても話せるもん。それでええんちゃうの?」
世の中ってこんなもんかもしれないって思いました。
「見えないこと=怪しい」
「見えるもの=怪しくない」
これって思い込みかもしれない。これは科学的な話かもしれんなって。
僕が感じ取ってたエネルギーの正体は「波動」じゃないか?
この人うまくいく、うまくいかないがなんでわかったのかも辻褄がつきます。
うまくいくために本当に必要なこと
うまくいくために行動することも大事です。でも、波動の状態をうまくいく状態から始めると、やる気も出るし、いいアイデアも出るし、行動もすぐできるんです。
じゃあ同じ努力するなら、いい波動の状態でやった方が全然うまくいくやんって思いました。
やっぱり起業で成功するには、見えない領域のこと知ってる必要があるなって。
成功するかどうかは、社会の常識や人の評価じゃなくて、自分が何を信じているか。自分の信じているものしか実現しない。
答えは外(見える世界)じゃなく、自分の中(見えない世界)にあるんです。
まとめ
今日のポイント
巷でよく言われる「起業で成功するために必要なこと」は:
- スキルや才能が必要
- 積極的なセールス力が必要
- 社会や人に勝つことが必要
でも、僕の21年の体験では違いました。
本当に必要だった3つのことは:
- 相手を感じる力&言語化能力
- 自分の強みをアピールするんじゃなくて、相手が思っているであろう願望を伝える
- 相手の話を聞く力(マーケティング力)
- 積極的に売り込むんじゃなくて、相手の願望実現に必要なことを伝える。
- 自分の世界を創造する力(見えない領域の力)
- 社会の常識や人の評価じゃなくて、自分の今のエネルギー=波動の状態(自分がどんな思考精神状態か?)が成功を創る
- 答えは外じゃなく、自分の中にある
この3つを意識すると:
- がんばらなくても、自分らしくできる
- 人に勝たなくても、自分のやり方でいい
- 社会や他人じゃなくて、自分の内側で決まる
最後に質問があります。
ぜひ、言語化してシェアしてみてください。
あなたが少しでも元気になれたらうれしいです。

