傲慢になると起きてしまう二つの弊害

人ってやっぱり、
できる人、有能な人に憧れます。

できる人、有能な人を見ると
「すごいな!」と憧れます。

自分自身もそうなりたい、

「あの人できる人だね!って思われたい」
って人もいるかもしれません。

そんなできる人、有能な人になるために、
努力することは素晴らしいことだと思います。

でも、少し注意しなければならないこともあります。

できるようになればなるほど、
有能になればなるほど、

自分が気づかないところで、
傲慢さがふと出てしまうこともあると思うのです。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざがありますが、

人間やっぱり傲慢になってはいけないなと
考えさせられたことがありました。

本日は傲慢さについてお話しいたします。

TVで年末のモノマネ番組をやっていました。

私は、優勝候補たちが
「どんなパフォーマンスをしてくれるかな?」
と楽しみにしていましたが、

今回は、いつも素敵なパフォーマンスを見せてくれる
優勝候補たちが、続々と敗退していく波乱の会でした。

ある優勝候補の女性の
パフォーマンスを見ていたのですが、

「やっぱりプロだな!」
「よくこんな声が出せるな!」
と感心していました。

「でも、なんだろう?、、、
 なんかイヤな感じがするんだよな・・・
 上手いのはわかるんだけど」

と心のどこかで思っていました。

結局その女性は、
決勝戦に行くことができませんでした。

審査結果が出た後、女性はとっても悔しそうでした。

「何で私が負けたの?」という表情を
していたように見えました。

そのときに「決勝戦のネタやりたかった!」
と言っていました。

その言葉を聞いたとき、
私はものすごい違和感を感じました。

この違和感は何なのか?・・・

その言葉が、私には
「決勝戦のネタだったら勝てたのに」と聞こえたんです。

もっと言い換えると
「私は本当は勝てたのにな」と思ってるんだろうなと。

その女性に傲慢さを感じたんですね。
それが私の感じた違和感でした。
(あくまで、私の主観ですのであしからず)

そうか!「自分はできる」って思うことは大切だけど、
「(負けたって)現実を受け入れないとそれ以上成長しないんだな」
ということに気づいたんです。

心の中で「自分は上手い、それ以上向上する必要はない」
そう思っていたら、「それ以上成長しないよな」と。

一方、別の優勝候補である、モノマネ界の重鎮(○ロッケさん)も
決勝に進むことができなかったのですが、

審査結果が出た後、
「僕の実力が足りなかったということです。」と
自分に言い聞かせるように噛みしめながら話してました。

その言葉を聞いて、私は「この人すごいな」と思いました。

この人は、これからもっと努力するんだろうな。

次はもっと、笑わせてくれる、感動させてくれるネタを
見せてくれるんだろうと思いました。

あと、傲慢さがあると、周りは共感できないんですよね。
審査結果が響いたのも「共感できなかった」という点もあると思います。

パフォーマンス中に思った「なんかイヤ」という感覚は、
この傲慢さから来ていたんだなと思います。

今回気づかされたことは、

傲慢さがあると

  1. それ以上成長しない(実力が伸びない)
  2. 周りに共感されない(応援されない)

そんな弊害があるということでした。

私も常に初心を忘れず、おごらず謙虚に、
これからも精進していきたいと思います。

あなたが誰かに傲慢さを感じるときってありますか?
それはどんなときですか?

その傲慢さの何が、あなたはイヤと思ったのでしょうか?

あなた自身が傲慢になってしまわないために、
見なければならないのはどんなことですか?

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。

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