人を動かすスピーチの共通点

  • この商品を買いたくなる
  • この人について行きたくなる
  • 新規事業に掛けてみたい

そんな「何かを(新しく)やりたい!」と思うときには、

  • 買うのを決める
  • ついていくことを決める
  • 新規事業をやることを決める

そんな風に、必ず決断をしていると思います。

そして、この「やる」と「決断」したときには、

共通点があると私は考えます。

その共通点とは、

「ハートが動く」
「ハートに響く」

つまり、「感動する」ということです。

  1. 人を感動させる
  2. 自分自身も感動する

そんな風になりたいと思いませんか?

本日は「感動する」「ハートが動く」「ハートに響く」

そんなときの共通点について考えてみたいと思います。

先日、ある経営者の新しい事業展開についてのスピーチを聞く機会がありました。

  1. 内容も意味がとてもよくわかるし、
  2. 話し方も明朗にはっきりと話されていました。

これといってケチをつけるところがないスピーチだったのですが、

私には何か違和感が残りました。

その違和感とはなんでしょうか?

この経営者のスピーチからは、

  • 「何をやりたいのか?」や、
  • 「がんばりたいんだな!」

ということは伝わってきました。

でも、私がこの会社の従業員だったら

「ついて行きたいけのは山々だけど、だいぶ不安・・・」

と思ってしまうと思います。

なぜかというと、

私には、この経営者自身が

「何のために新規事業展開をするのか?」

が伝わってこなかったのです。

  1. この経営者が「何をしたいのか?」は理屈でわかっても、
  2. この経営者自身が「どうなりたいのか?」が私のハートに伝わってこなかったのです。

先日、大泉洋主演の「ノーサイド・ゲーム」というドラマを見ていました。

ドラマの中で、

大泉洋演じる、弱小ラグビーチームのGMが、

チームの方針に反対するチームメンバーに向かってスピーチをする。

そんなシーンがありました。

どんな内容のスピーチをしたのかは、全く覚えていませんが、

そのスピーチは、とても感動する、ハートに響いてくるスピーチでした。

「ドラマで俳優が演じてるんやから感動するのは当たり前やん!」

というご意見もあると思いますが、

私はここにヒントがあると思いました。

スピーチの内容は本当に覚えていないのですが、

主人公のGMは

  • 「何がこうなる」とか
  • 「こういう理由でやるべきだ」ということは、

一切言ってなかったと思います。

GM自身の状況や、

「こうなりたいんだ」という気持ちを赤裸々に話していました。

自分のことを話していたんですね。

振り返ってみれば、先ほどの新規事業展開をスピーチしていた経営者は、

  1. 新規事業のことは話されていましたが、
  2. ご自身のことは一切話していなかったと思います。

ご自身の気持ちが一切伝わってこなかったんですね。

それでは周りの人は動けなくなりますし、

実はこの経営者自身も

「何のためにやるのか?」を

わからなくなってしまってるんだと思います。

人は理屈で動くものではないと思います。

  • 購入を決める
  • パートナーになる
  • 仕事や分野を決める

みんな理屈ではなく心が動いたから、決めて行動します。

人が動く、そして、自分が動くために、

「自分自身の気持ちを伝える」という視点を持ってみてはいかがでしょうか?

あなたには、何かを決断された出来事ってありますか?

そのときに、決断された理由は何でしょうか?

あなたがスピーチされる機会のとき、どんな視点でどんなことを話したいですか?

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。

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