一番最適な提案って?!

お客さまへ最適な提案をする。

  1. お客さまの現状を把握して、
  2. 最適な商品・サービスを選択する
  3. そしてお客さんに喜んでいただく

そして、自分の専門分野の知識やスキルを磨くこと。

お客さまに喜んでもらうために、

「もっと良いサービスができないか?」
「もっと商品を改良できないだろうか?」
「どこにもない商品を開発できないだろうか?」

そういったプロの努力が、多くの人の役に立って喜ばれていることと思います。

それらのことは、どんな業界、業種のビジネスでも、大切で必要なことだと思います。

しかし、プロであるがゆえに、

プロとして正解の答えを出そうとするがゆえに、

逆にお客さんが問題を抱えてしまう状況もあると思います。

「ホームページを作りたいんです」という年配のお客さまに、

「よし、良いホームページを提案しよう!」と

例えば、高機能だけど扱いにくいホームページを提供したらどうなるでしょうか?

そもそもホームページが必要でないかもしれません。

お客さんの状況や生活背景によって提案ってそれぞれ違ってくると思うのです。

本日は「どんな視点を持って提案するのが良いのか?」私の考えをシェアしたいと思います。

先日TVをつけると、「Dr.コトー診療所」というドラマの再放送をやっていました。

もう10年以上前に放送していたドラマですが、私は大好きで毎週欠かさず見ていました。

で、懐かしいので見入っていると、こんなシーンがありました。

主人公のコトー先生の診療所に、東京から来た新米医者のゆきが来ていました。

そこに島の住民で年配の女性(安倍さん)が運び込まれてきました。

症状を見たゆきは、
「この症状だと、足を切断するしかありません」と。

安倍さんの家族は
「そんな…なんとかならないのでしょうか?」

状況はとても深刻でした。

そこへコトー先生が
「足を切断するなんてやめようよ」と割って入ってきました。

ゆきが
「でも先生、大学ではこの症状のときは切断すると教えられました。」と。

コトー先生は
「ゆきさん、ここは学校じゃありません。同じ病気の患者さんが10人いたら10通りの治療法を考えなければ」と言うと、

ゆきは
「どういうことですか?」と。

コトー先生は
「ここは坂道の多い島です。安倍さんは一人暮らしで車もない。片足を失ったらこの島でどうやって暮らせば良い?」

「安倍さんのこれからの生活を考えたらリスクを負わなければならないこともあるんです。」 と言うと、

ゆきが
「でも私が大学で学んだマニュアルでは!」と詰め寄ると、

コトー先生は強めの口調で
「僕は医者にマニュアルなんてないと思っている!」と。

そしてこう言い放ちました。

「僕らは病気を診るんじゃない。人を診るんです。」

お〜!シビれますね〜。

専門知識やスキルを考えると最適な治療法は決まってくる。

でも、患者さんの生活背景や人生を見ると、最低な治療法はその人によって変わってくる。

これは、ビジネスでも同じだと思います。

こんなケースのときには、この商品を、こんな風に提供する。

真面目で勉強熱心な人の方が、こういったことをいつも一生懸命考えていると思います。

一生懸命専門的な知識やスキルを高めようと努力しているうちに、

一生懸命仕事に打ち込んでいるうちに、

お客さんの生活背景、人生を見ていないことがあるのかもしれません。

専門分野の周辺の知識やスキルで考える視点から、
お客さまの生活背景、人生、一生を見る視点で、

最適な提案を考えていきたいと思いました。

あなたにとって最適な提案ってどんな提案ですか?

専門分野の知識やスキルにこだわってお客さまのことを見ていないときはありませんか?

お客さまの生活背景や、人生を見るとあなたの提案はどう変わりますか?

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。

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