失敗はしない方が正解?!

あなたは失敗についてどうお考えでしょうか?

  • 失敗するのはいけない
  • 失敗は恥ずかしいこと
  • できるだけ失敗したくない
  • 失敗しないようにするには?
  • 失敗は成功のもと

など、いろんな見解、考え方があるとは思いますが、

私も含めてなのですが、
どうも世間的には、

  • 失敗は良くないもの
  • できるだけ避けたいもの

そんな、どちらかというと、
ネガティブなイメージがあるように感じます。

でも失敗って、本当にネガティブなことなのでしょうか?

本日は失敗について考えてみたいと思います。

 

先日あるクライアントの業界の会社数社が集まる勉強会に
参加させていただく機会がありました。

各社順番に発表をしていくスタイルの勉強会で、
その発表の中に「これまでした大失敗」というテーマがありました。

みなさんの発表を聞いていると、

  1. こんな失敗をしてしまった!
  2. 失敗してしまった原因はこんな要因があると思います。
  3. 今後失敗しないために、こんなことをしていきたいと思います。

といった感じの回答が多かったです。

すごく前向きでポジティブな発表だと思うのですが、

なんか無意識に失敗自体を避けているきらいがあるな
と私は感じたのでした。

 

勉強会の最後に、「失敗について」話し合う
ディスカッションの時間がありまして、

その司会進行を、私が務めさせていただきました。

ある程度どのような内容にするのか?
事前に考えてはいたのですが、

その日の発表内容を聞いて、

「失敗をどのように解決していくか?」
「失敗をしないようにするには?」

など、『失敗の後どうするか?』ではなく、

「失敗そのものを見つめてもらいたいな」と思い、
当日に若干質問内容の変更を行いました。

参加されたみなさんには
「短時間でいろんな人と話せてよかった。」
「違った考えの人の意見を聞くのは新鮮!」
「いつもとは違った視点で考えることができました。」

などと、楽しんでいただけたようでした。

 

そのディスカッションの冒頭で少し
私の『失敗に対しての見解』を話させていただきました。

例えで、ネット集客の話をさせていただきました。

「ネット集客で結果を出すこと」は、
『失敗体験を踏まないことには、成功の道が見えてこない。』
と考えています。

やってみないことには、
市場があるかどうかわからない部分があるからです。

市場とは、
「商品・サービスを、お金を出して買ってくれる人がいるかどうか?」です。

例えば、検索連動型広告(キーワード広告)
という広告があるのですが、

その広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで普通に検索する
通常の検索(オーガニック検索と言われます。)でのSEOと
少々ルールが違います。

通常の検索なら、とにかくたくさんの人にクリック
されればそれでいいのですが、

検索連動型広告の場合は、誰でもかれでも
たくさんクリックされては困ります。

クリックされるごとにお金が発生するからです。

インターネットで検索する人の中には、

  1. 調べることだけが目的の人(商品を買わない人)と、
  2. お金を出して問題を解決したい人(商品を買う人)

の2通りの人がいます。

魅力的な広告文を表示すると
クリックはされるのですが、

前者の調べる人ばかりに多くクリックされると、
お金だけが湯水のように無駄に流れていくことになってしまいます。

お金が発生するからには、『お金を払って買ってくれる人』だけに
クリックされる必要があります。

検索連動型広告を始めたころは、そのことを知らなかったので、
湯水のようにお金が出て行ってしまいました。

 

当時は「ヤバい!どうしよう?」と思いましたが、

その体験があったから、「なぜだ?」と考えるようになり、

いろんな人に聞いたりして、
「商品を買う人しかクリックしたくならない広告文の書き方」
をしなければならないということがわかったのです。

その体験があったから、
「検索連動型広告の広告文の書き方」
という一つのノウハウを身につけられたのです。

また、そのときに「広告は全然ダメだ!」と思って
広告をやめていたら、一生集客はできなかったと思います。

 

失敗や問題体験は、適切な方法を身につけるために、
欲しい成果を得るためには、
必要なことだと私は考えます。

もしその体験をしなかったら、
「どうすればうまくいくか?」について
深く考えなかったかもしれません。

適切な方法に一生気づかないままだったかもしれません。

 

あなたは、これまでにどんな失敗体験をしましたか?

その失敗体験をどのように乗り越えてきたでしょうか?

その失敗体験から身につけたこと、得られたことはなんでしょうか?

あなたにとって失敗体験ってどんな体験ですか?

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。