「1番になる」とは「他人に勝つこと」ではない?!

1番になることは必要か否か?

『ナンバーワンにならなくてもいい〜元々特別なオンリーワン〜♪』
という歌もありましたね。

「2番じゃダメなんですか?」という国会議員もいましたね。

「1番になる」って、どういうことなのでしょうかね?

あなたはどう思いますか?

先日、街中の大型書店に、久しぶりに行く機会がありました。

書店に入ると、広大な面積に本棚が2フロアに渡って陳列されていました。

その中でビジネス書の面積がとても増えているような気がしました。

私が起業した当初だったら、大型書店でもほんの一角のコーナーしかなかったくらいなのに、

今では、何列もの本棚を埋め尽くすほどたくさんの本が出版されています。

そこで私は、

「こんなに本を出している人がたくさんいる中で勝負に勝つなんて無理だな!」

と思ってしまいました。

それでもやはり、自分が何かを買う立場のときは、いくつかの候補を探して、その中の1番を買うと思うのです。

では、「1番になる」になるにはどうしたらいいのでしょうか?

そもそも「1番になる」って一体どういうことなのでしょうか?

本日は「1番になる」について私の考えを話したいと思います。

私が今、コンサルタントの方にお願いして、「自身のビジネスコンセプトづくり」に取り組んでいることはお話したと思いますが、

強制的に(?)自分のビジネスを考えるということを日々行なっています。

振り返れば、常日頃から24時間ビジネスのことを考えてはいたのですが、同じことを違う視点で何度も考えるというのは新鮮な体験です。

その中でシンボルとなるネーミングをつくるのですが、

世の中にある色々な名前を見ています。

  • ブランド名
  • 会社名
  • 商品名
  • 曲名
  • 映画のタイトル

大型書店に行ったのも「本や小説のタイトル」を見に行ったからでした。

で、「どんな視点でネーミングをつくっていくのか?」ここでは詳しく書きませんが、

他の人のあるネーミングを見たときに

「なんか新しくないな」
「このネーミング見てお客さんは買いたくなるのかな?」

と思ったんですね。

で、それをコンサルタントに話したら、こうおっしゃいました。

「ボクもそう思います。新しさはないと感じるし、その人の”らしさ”も感じられないですね。」

「”自分らしさ”が入ったネーミングを持ちたいですね。それがブランドだと思います。」

それを聞いて私はハッとしました。

「”自分らしさ”って何だ〜!」

そんな視点はかけらもありませんでした。

でも「自分らしさ」って、私が1番と言っていいほど、大切にしていることでもありました。

余談になりますが、

自分自身のことを考えていると、どうしても視点が狭くなって固定されています。

誰か他の人にサポートをお願いすることのメリットは、やっぱりそこから抜け出せることです。

もし「自分らしさ」が感じられるネーミングができたとしたら、

その「自分らしさ」を好きと言ってくれるお客さんにとっては、自分が「1番になる」んじゃないか?

あと、過去の記事「「無限の需要」を生み出す「世界観」」でも話しましたが、

自分のことを好きと思ってくれるお客さんは、ずっと何度も買ってくれると思うのです。

それがファンと呼ばれるお客さんであり、

そんな関係性になることがブランドなんだと思います。

「1番になる」って「全ての人の1番にならなければならない」のではなくって、

「自分を好きって言ってくれる人の1番になればいい」ということだと思います。

そこには「他人に勝つ」って概念は、もはや全く存在しないんだと思います。

あなたは「勝負に勝たなければ」と思ったことはありますか?

あなたのお客さまが好きって言ってくれるあなたの「自分らしさ」って何でしょうか?

あなたは何で「1番になる」のでしょうか?

その奥にある本当の問題って何でしょうか?

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。

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