仕事に楽しさとパフォーマンスを持ち込む法則

仕事を楽しく、
パフォーマンスも高く、

そんな風に仕事できたらいいですよね。

ある営業マンから、

「私が商談に行くと十中八九成約します。
お客さんと、友達のような関係性になってとっても楽しい。

さらに追加注文の話になって、
大きな契約につながることが多いんです。」

「でも他の営業マンが商談に行くと契約を取れない、
しかも、営業に行くのもとってもしんどそうなんですよね。」

という話を聞きました。

この営業マンの違いはどうして生まれるのでしょうか?

本日は、仕事に楽しさとパフォーマンスを持ち込む法則
についてお話ししたいと思います。

 

先ほどお話しした営業マンに話をお聴きしていくと、

もちろん成約することは考えているんだけど、
それが第一ではなく、

「上質な人と一緒に仕事をしたい。
一緒にいて波長があって、
お互い尊敬しあえるような
そんな関係性の中で仕事をしたい。」

という理想があるそうです。

私はその話を聞いたときに、一つの法則が頭に浮かびました。

その法則については後で述べるとして、

 

その数日後の話ですが、
ある友人とお茶をしていました。

その友人は新車を購入したそうです。

購入した車は、自動車メーカーM社製なのですが、

街を走っているM社製の車を見て
「うわ〜、カッコいい。なんか惹かれる!」と思ったそうです。

友人はそれまでM社のことは、そんなに興味がなかったらしいのですが、
M者の車の購入を検討するために、M社のことを調べたそうです。

M社は、過去には低迷の時期があって、
欧米の自動車メーカーの傘下に入っていたそうなのですが、
今は、独立、V字復活して、大人気の自動車メーカーになっています。

その理由を友人はこう話していました。

「M社は一つ一つのことを意識してバカみたいに考え抜いているんだよね。
ドライビングに一番最適なシートポジションを徹底的にこだわるとか、
発生するちょっとの横揺れを抑えるとか。

そうゆう考えに考え抜いた結果が、
あのカッコいいデザインに表れているんだと思う。」

「もちろんカッコいいから買うんだけど、
どこのメーカも、商業的にたくさんの車を販売するという目標はあると思う。

だけどその目標だけに囚われていると、
車をつくるというプロセスがつまらんもんになって
結局つまらん車ばかりが大量生産されてしまう。

でも、M社は、「たくさんの車を販売する」という目標だけではなく、
”人を中心に考えた車をつくる”という目的がある。

M社のそういう考え方みたいなところが良いなと思ってね。
購入を決めたんだよね。」

 

私はその話を聞いて、
「同じこと考えてたな、シンクロや!」と思いました。

同じことというのは、先ほど申し上げた、
仕事に楽しさとパフォーマンスを持ち込む1つの法則のことです。

その1つの法則とは?・・・

 

前半の次々と成約する営業マンの話では、
「成約する」という目標もあったと思いますが、
「上質なお客さまと仕事したい」という理想を持っていました。

しかし、契約を取れない営業マンは、
「成約する」という目標だけがあって、
そんな理想というものがなかったんだと思います。

だから契約が取れなかったら落ち込むし、
営業自体も楽しくなくなっていったのではないでしょうか?

後半のM社の話では、
「たくさんの車を販売する」という目標は持っているけど、
「人を中心に考えた車をつくる」という目的がある。

おそらく、開発者や社員の方は、
ワクワク楽しく仕事をしていただろうし、

会社のV字復活につながったのも、
その目的があったからこそだと思います。

 

数字を達成するという目標だけではなく、
理想や目的の部分を持つこと。

それが、
「仕事に楽しさとパフォーマンスを持ち込む法則」
だと私は思います。

 

あなたは、仕事でどんな目標を持っていますか?

その目標の向こうに
どんな理想、目的があるでしょうか?

その理想、目的があったら、
あなたはどんな風に仕事をしているでしょうか?

 

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。