良いことが起こるには、ダメな自分ではなく、イケてる自分からスタート

ある時、ある方の経営の相談を受けました。

「どうしましたか?」と尋ねると、
ご自身のネガティブな現状をどんどん話してくれるんですね。

どんな内容かというと、

  • 今までの取引先の仕事がどんどん減ってきている
  • 今後売上が立つ見込みがない
  • 売上になるからといって、赤字すれすれのとても手間のかかる仕事でも、とにかく受けている。
  • 当然社内は忙しくなる
  • 社員も疲弊している
  • 自分も楽しくない
  • 毎日資金繰りをどうしようか?と心配して夜も眠れない
  • 前向きにならなきゃと思うんだけど、前向きな思考に立てない

私は、話していただいた内容を
メモを取りながら聞いていたんですが、

そのメモをその方に見せて、
「この状況の社長さんは自分のことをどんな経営者だと思っていますかね?」
「または周りからはどんな経営者と思われていますかね?」
と質問しました。

そうすると、こんな風におっしゃいました。

  • 楽しそうじゃない、イキイキしていない経営者
  • 魅力的でない経営者
  • 売上を上げられなくて悩んでいる経営者
  • 売上を上げる力のない経営者

こんなこともおっしゃってました。

「売上が上がっていて、会社が良い状態であれば、
イキイキと楽しく仕事ができるのに」

これは、
「現状が良い状態であると→自分もよくなれる」
と思っているんですね。

これでは、現状が良くないと、
自分はよくなれないことになります。

逆にいうと、今の現状が悪いと、
よくなれないということになります。

うまくいくときって逆なんですね。

「自分が良い状態でいるから→現状が良くなる」
ということなんです。

  1. 自分が楽しくイキイキと仕事しているから
  2. 楽しくイキイキとした社員が集まってきて
  3. 質の良い商品・サービスが提供できる
  4. それを楽しみたいと言ってくれるお客さまがたくさん集まってきて
  5. 商品・サービスを買ってくれる
  6. 売上があがる

というサイクルになるんですね。

「外側=現状がどうか?」で→「内側=自分がどうか?」
が決まるのではなく、

「内側=自分がどうか?」によって→「外側=現状がどなうるか?」
が決まるのです。

「内側=自分がどうか?」を良い状態にするには、
まず「自分が何を信じているのか?」「何を事実だと信じているのか?」
を知ることが必要です。

事実って人によって違うんですね。

この経営者はどんなことを事実だと信じているでしょうか?

おそらく、

  • 私は魅力的でない
  • 私(自社)は、売上を上げることができない
  • 私(自社)は、(経営のために)楽しくない仕事をしなければならない
  • 私(自社)は、(経営のために)条件の悪い仕事を引き受けなければならない

そんな風に心の中で信じていると、

  • 魅力的でない自分になる
  • 売上が上がらない
  • 仕事が楽しくない、イキイキ働いてない
  • 条件の悪い仕事しかやってこない

そのような現実が周りに起きてくるのです

だから「外側がどんな状況か?」ではなく、
「どんな内側でスタートするか?」が大切です。

では、どんなことを信じている自分だったら良いでしょうか?

  • 私は魅力的だ
  • 私(自社)は、売上を上げることができる
  • 私(自社)は、楽しくてイキイキした仕事だけやって経営できる
  • 私(自社)は、条件の良い仕事だけやって経営できる

例えば、モテる奴、モテる娘って、どんな人でしょうか?

そんなにカッコよくないのにモテる奴、
そんなに美人じゃないのにモテる娘って、いますよね?

そんなモテる奴、モテる娘って、心の中で
「俺ってモテる」、「私ってモテる」って思っているはずです。

反対にハンサムなのに、美人なのに、案外モテない人もいますよね。
そんな人は、心の中で「俺ってモテない」、
「私ってモテない」って、思っているはずです。

モテるという結果は、モテる容姿という外側ではなく、
「自分ってモテると思えるかどうか?」の内側で決まると思います。

なので、楽しく、イキイキと経営したかったら、
「自分のことをどう思っているか?」がとっても大事です。

  • 私は、楽しくイキイキと働いていて魅力的
  • 私(自社)は、売上を上げることができる
  • 私(自社)は、楽しいことだけをして経営が成り立つ
  • 私(自社)は、自分がYesと思った条件の仕事だけをして経営が成り立つ

そんな風に、自分のことを思えると・・・

  • 魅力的な自分になっている
  • 売上が上がる
  • 楽しく、イキイキと仕事をしている
  • 自分がYesと思った条件の仕事がやってくる

といったことが起こります。

これ、本当ですよ、現に私もほぼほぼそんな風になっていますから。

だからこのことを覚えておいてください。

  1. ダメな自分が、がんばって努力して、良い結果が得られるのではなく
  2. イケてる自分が、楽しんで、良い結果を得る

ということなんです。

だからどうか、
ダメな自分のまま、良い結果を得るために行動しないでください。

まず内面を「イケてる自分」にして、
そこからのスタートで色々とやってみてください。

本日は以上です、
ここまでお付き合いいただいてありがとうございました。
それではまた会いましょう。

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