本質のコンセプトメイキング – 自分を過小評価しがちな人が自信を取り戻して前に進むために

こんにちは、海堀芳弘です。

あなたはこんなお悩みを抱えていませんか?

  • 自分の強みや価値がわからない
  • コンテンツ作成・情報発信に自信が持てない

このような悩みをお持ちの方には、「本質のコンセプトメイキング」をすることをおすすめします。

目次

本質のコンセプトメイキングとは?

自分を振り返る

本質のコンセプトメイキングとは、

  • 自分のこれまでやってきたことを振り返って
  • 自分の価値や強みに気づいて
  • 言語化すること

です。

なぜこれが必要かというと、自分の強みや価値は、これまで自分がやってきたことの中にあるからです。

でも、自分自身ではそれが見えていない、気づいていないことが多いのです。

なぜなら、人から言われたことや自分で思い込んでしまったことなど、日常の雑音の中で、本当は見えるはずのものも見えなくなってしまっているからなんですね。

本質のコンセプトメイキングで自分の強みや価値を言語化できると、

  • 自分のコンテンツ作成や情報発信ができて
  • 自分の理想の顧客に向けて
  • 自分の強みを価値として届けられる
  • 自信を持って発信できるように

なります。

コンサルに言われて自分のコンセプトを考えたが…

ロングアンドワインディングロード

「自分に自信が持てない、自分の強み、価値がわからない」という悩み。

実は僕自身がこの悩みを抱えていました。

20年間クライアントワークをずっとやってきて、クライアントの会社と商品を伝えるコンテンツ作成をしてきました。

  • ホームページ作成
  • セールスページ作成
  • 通販サイト作成
  • YouTube動画作成
  • チラシやパンフレットの作成など…

クライアントのコンセプトは考えてきたのに、自分のコンセプトは全然言語化していなかったんです。だからとても曖昧な状態だったわけです。

自分の商品をWebコンテンツで売る、つまりWebコンテンツマーケティングを始めたときに、コンセプトを考える必要がありました。

コンサルにお金を払って相談したところ、「人のライフワークをサポートしたい」ということが僕のやりたいことだと気づきました。

これにはとてもしっくりきたのですが、コンサルの人にも言われましたが、これではキャッシュポイントにならないんですね。

そこで、いろいろキャッシュポイントを考えてみました。

  • ホームページは作れるけど、ホームページ屋ではない
  • ランディングページも作れるけど、ランディングページ屋でもない
  • 通販サイトも管理しているけど、通販サイト屋でもない
  • YouTubeの動画を作ったり監修したりしていますが、YouTube屋でもない
  • もちろん、雑誌やパンフレット屋でもない

コンサルの人に「あなたは何でも自分のテーマにできるんじゃない?」「なら動画はどう?」と提案されました。

正直「今さら動画ですか?」と思いましたが、そこまでコンセプトについてすでに半年くらい考え続けていたので早く始めたいと思い、動画をコンセプトにしてDRMを作ることにしました。

動画でDRM
  1. 動画で集客:僕のコンテンツに興味がある人に手を挙げてもらい、リストを取って
  2. 動画で教育:ステップメール&動画コンテンツやメルマガで教育して
  3. 動画でセールス:セールスして
  4. 動画で商品作成:商品を販売する

そんな流れ、プロセスですが、正直ピンとこないままでした。

動画に関連するコンセプトを表したシンボルネームを決めるために、いろんなところでリサーチをしました。

  • 書店巡りをして、本の装丁を見たり
  • YouTubeを観たり
  • Amazonのサイトを見たり
  • Udemyの動画オンラインコースのタイトルを見たり
  • 成功している人のサイトを見たり…

でも、リサーチすればするほど、どんどんわからなくなっていきました。

とりあえず「V-WorkStyle」というシンボルネームを決めました。

動画制作・発信を通して自分の理想のワークスタイルを作るという意味合いです。商標も取得しました。

そしていざ、YouTube&DRMも始めましたが、色々苦労しました。

結局、YouTubeを5年間やって、オンラインZoom講座(コンサル)が6本売れて、売り上げ80万円くらい…ビジネス的にはアウトですよね。

そしてどうしたらいいかわからなくなり、「5年もかけて何やってたんやろ?」って精神的にどんどんしんどくなっていきました。

自分の本質を振り返る

AIと振り返り

自分の振り返りはAIを使うことがおすすめ

そこで自分の本質を振り返ることにしました。

自分の振り返りにAIを使いました。

AIと言葉のキャッチボールをして、自分のことを言語化し、客観的な視点で見ることができました。

AIがいろいろ提案や言語化してくれるのを見て、

「自分はこれがやりたい」

「自分はこれが好き」

「自分はこれが得意」

「自分の理想のお客さんはこんな人」

というのがわかってきました。

AIとやりとりをしていくうちに、「これってコンセプトメイキングじゃん!」と気づきました。

AIとのキャッチボールで自分のことを整理するのは、鏡のようでとてもおすすめです。

本当の提供価値に気づく

僕がクライアントに提供してきたのは、表面上はコンテンツ制作でしたが、本質はコンセプトメイキングだったことに気づくことになります。

僕はWebコンテンツを作るときに、クライアントに色々とインタビューするんですね。

  • どんなビジネスをしていますか?
  • お客さんはどんな人ですか?
  • その人は何のためにあなたの商品を買うんですか?→お客さんの悩みは何ですか?
  • その悩みの解決方法にはどんな方法がありますか?
  • なぜあなたの商品を買うんですか?→あなたの商品の強みは?

これらの質問自体を改めて見たときに、「これって商品コンセプトじゃん!」ってまたまた気づいたんですね。

質問を考える時点で商品コンセプトが形作られていたことに気づきました。

そもそも僕は、WEBコンテンツを作成するときに、構成の完成形のイメージが頭の中にあるので、そのイメージに必要な要素が出てくるように逆算で質問を考えています。

なので商品コンセプトが形作られているのは当たり前っちゃ当たり前なんですね。

コンセプトを明確にしていくと、様々なイエス・ノーの選択が出てきます。

  • どんな人を相手にするのか
  • 我々はどんな商品屋さんか→本質的には何を提供しているのか
  • どのように提供するのが自分たちらしいのか
  • 我々は何のためにビジネスをやっているのか→譲れない大切なことは何か

これを改めて見たときに「これってビジネスコンセプトじゃん!」ってまたまた改めて気づきました。

自分のことをAIを使って言語化して気づいたことでは、僕が本質的に提供してきたのは『コンセプトメイキング』だったということです。

自分の人生を振り返る

自分のコンセプトを明確にするために、プロフィール作成をすることにしました。そのために自分の人生をもう一度振り返ったんです。

幼少期から現在までを言語化しました。

約1ヶ月かけて全部書き出すと、3万4000字ほどになりました。Kindleの電子書籍を出したときは2万字だったので、それよりも多い文字数になりました。

振り返ってみると、幼少のころに僕のビジネスの原点があることに気づきました。

子供のころの体験から見えてきたもの

小学校の低学年のころ、友達にぶつかって「ごめん」という一言が言えなかったことがありました。

そしたら、それを見ていた違うクラスの先生に、「なんやこの子、愛想のない子やね」と言われました。

とっさに言葉がでなかっただけなのにそんなことを言われたのはとても悲しかったですが、そのときから「伝える必要性」があるなということを意識していたのかもしれません。

また、これも小学生のときの話ですが、僕はシャイで人前で話すのが苦手でした。でも、意外にもクラスのみんなの前で歌をうたっていたこともありました。

あと、ミュージシャンになりたくて、高校生のときからギターやバンド活動もしていて、LIVEすることが大好きでした。

「表現する」「パフォーマンスする」ということが、今の仕事にも通じていると気づきました。

また、小学校のときのお楽しみ会では、班ごとに出し物を考えるのが好きでした。このころから企画するのが好きで得意だったんですね。

また、小さいころに2つのおもちゃを組み合わせて違うおもちゃを作ったこともあります。バンド時代には作曲やアレンジもしていたので、これらの体験は、「構成作り」「コンテンツの構成作り」につながっていることがわかりました。

失敗体験から学んだこと

親には「いい大学に入っていい会社に就職して」ということを望まれていましたが、それには反抗する形にはなりましたが、中学生のときに「ミュージシャンになりたい」と思い勉強には興味がなくなっていきました、高校時代はバンド三昧の生活でした。高校卒業後は「ミュージシャンになる」と言って東京に行っぐかがあえなく挫折しました。

地元に帰って「音楽以外で僕に何があるんだろう」と考えていたとき、TVでショッププランナーが主人公のドラマがあってそれを見て「こんな仕事も面白そう!」と思い、インテリアデザインの専門学校に行きなおしました。

ところが卒業するころはちょうどバブルが弾けて就職氷河期の真っ只中…

それから就職浪人してなんとかグラフィックデザインの会社に就職できました。

仕事自体は楽しかったものの、その会社は人間関係が希薄で、上司に意地悪なことを言われたり、会社の雰囲気が暗かったり、出社するのが楽しくありませんでした。

おまけに毎日終電で帰る日々で、安月給のデザイナー生活でした。残業代はちゃんと出ていたのでそこだけは恵まれていましたが。

デザイナーとして働いていましたが小さな会社なのでなんでもしなければなりません。営業にも行き、プレゼンや見積もりもしていました。

値切られるのが当たり前の業界で、クライアント会社の担当者に「これが限界なので無理です」と言っても、後で横から社長が入ってきて簡単に値引きされたり。「なんか理不尽だな」と感じていました。

思い返せば自分のやりたいようにできない環境でした。最近になって「僕は指示されるのが嫌い」ということに気づいたのですが、会社員時代は指示されることばかりで、イヤなことをずっとやっていたんだなと改めて気づきました。

自分のコンセプトは中々決まらなかったけれど、この振り返りをしたことで、「自分らしいことをやりたい」というのはずっと一貫していたことに気づきました。

本質とキャッシュポイントの違い

また「本質」と「キャッシュポイント」を混同していたことにも気づきました。

僕が考える「本質」とは、自分自身がなりたい状態であり、お客さんにもなって欲しい状態のことで、僕の場合は「自分らしい人生、自分らしいビジネスをする」ということでした。

これはずっと変わっていません。この本質を実現するために起業しましたしね。

一方、「キャッシュポイント」とは、本質を実現するための手段全て。これは時々で変わっていいと思います。

コンサルに相談して決めたコンセプトは、キャッシュポイントに近いコンセプトだったんですね。

だから本質から考えないと、どんどん違うものになりかねなかったんです。

僕のキャッシュポイントは「何でもいい」というわけではなく、本質につながっていればなんでもいい、という意味です。

例えば動画制作に興味がないわけではないしキラいでもないけど、それがライフワークかと言われるとそうでもない。YouTubeで失敗したのも、何度もテーマをやり直したのも、本質を忘れていたからだと思います。

自分の本質に基づく情報発信ができるように

自分の本質を振り返ることで、自分のビジネスの本質がわかりました。

すると、今までやってきたこと、体験してきたことが『全部必要なことだった』と理解できました。自分は誰に、何を、どのようにすればいいのかが整理できたんですね。

この動画のように、自分の本質に沿ったコンテンツを発信できるようになりました。

やりがいを持ってコンテンツ発信ができています。

売上という結果にはまだ反映されていませんが、これから反映されていくはずで、僕自身楽しみにしています。

今ならわかるけど

今ならわかるけど

自分がしっくりくるコンセプトは絶対ある

今ならわかりますが、自分がしっくりくるコンセプトは絶対にあるんです。なので、時間が掛かってもしっくりくるまで言語化するべきだと思います。

ただ、時間がかかるので行動しながらでないと気づけないこともあります。だからとにかく始めることが大切だと思います。YouTube発信でもブログ発信でも何でもいいので、とにかく始めることです。

なかなかコンセプトが決まらなかったことにも意味があったと気づきました。

AIの利用は自分の中のものを言語化するのに役立つ

AIの利用は自分の中のものを言語化するのに非常に役立ちます。

自分のことを言語化して客観的な視点で見ることができました。AIは効率化のためだけではなく、自分の内面を整理するのにも役立つんですね。

AIのおかげで「自分が提供してきたことはコンテンツ制作ではなくコンセプトメイキングだ」ということがわかりました。

自分の過去を振り返ると想像以上の気づきがある

自分の過去を振り返ると想像以上の気づきがあるものです。幼少のころの体験の中に、自分の得意なこと、価値提供の原点があります。

自分の価値に気づいていなかった、振り返らないと気づけないことがありました。

失敗や挫折したからこそ、自分の強みや本質に気づけたと思います。

ビジネスを面白くし、自分らしくやりたいという思いがあります。本質を見失わず、本質からキャッシュポイントを考えるべきだと気づきました。

この振り返りから自分の内面を見ると、今までやってきたことの意味が手に取るようにわかるようになりました。今それらの講座を準備中なので準備ができたらまたお知らせします。

まとめ:本質のコンセプトメイキングのポイント

自分を振り返って言語化

自分の強みや価値がわからない、コンテンツ制作・発信に自信が持てないときは、『本質のコンセプトメイキング』をすることがおすすめです。

自分のこれまでやってきたことを振り返って、自分の価値・強みに気づいて言語化すること。

本質のコンセプトメイキングをすると、自分は誰に何をどのようにすればいいのかを整理でき、自分の本質に沿ったコンテンツを発信できるようになります。

やりがいを持ってコンテンツを発信できるようになり、結果が出る前から未来が楽しみになります。

  1. 過去の体験を振り返り、自分の得意・価値を再認識する
  2. 自分のやってきたことの本質は何かを見る(特に失敗体験から分かる)
  3. 失敗・挫折した体験の中から、自分が大切にしていることは何かを見る
  4. AIを利用して、自分の中のことを言語化し、客観的な視点で見る
  5. 本質が決まると、本質からキャッシュポイントを設定できるので迷わない

あなたもどうぞ、ご自身の過去を振り返ってみてください。

  • どんな体験をしてきたのか
  • そこから見つけた自分の強みや独自性は何か?

言語化してみてください。

言語化することはとても大切です。そしてよかったら僕に聞かせてください、ぜひお待ちしています!

この記事であなたが少しでも前向きに元気になれたらうれしいです。

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