経営理念・ビジョン・ミッションは何のためにある?

あなたのビジネスでは、
経営理念、ビジョン、ミッションを決めていますか?

また、考えたことはありますか?

直接それが収益に結びつくものではないですし、
決めたり、考えなくても、ビジネスはできると思います。

仕事がら、
クライアントの経営を一緒に考える機会がありまして、
ビジネスについて考え方を整理する機会も増えてまいりましたので、

今更ながら、
「経営理念ってなんだろうな?」
「ビジョン、ミッションって何だろうな?」
と疑問に思ったんですね。

そして、
「なぜ経営理念、ビジョン、ミッションを考える必要があるのか?」
「どのように考えて決めればいいのか?」
「それがどのようにビジネスに役に立つのか?」
そんなことを私なりに考えてみました。

もちろん、私の持論ですので、正解かどうかわかりませんが、
あなたのビジネスが良くなることのヒントになったら幸いです。

本日は経営理念、ビジョン、ミッションについて考えたいと思います。

なぜ経営理念、ビジョン、ミッションを考える必要があるのか?

一つの理由は、「自社のことを自社で決定するため」です。

クライアントの会社に訪問する際に、
日常の業務でのお困りごとをお聞きするときがあります。

  • 「お客さまに『もうちょっと安くなりませんか?』と言われた」とか
  • 「『こんな商品の開発できますか?』と言われたんですけど、新たに設備を導入するべきですか?」とか、
  • 「あまり条件の良くない仕事の依頼があったのですが、受けるべきですか?」とか、

それらの問題には共通した問題があります。

問題に問題があるって変な日本語ですが、

共通した問題とは
「自社の決定権を放棄している」ということだと思います。

もう一つ言うと
「自社には決定する権限がない(お客さんの要望に合わせないと・・・)」
と無意識に思い込んでいると思います。

でもご自身は「それが現実だから・・・」と思っています。

なぜ無意識に自社の決定権を放棄しているかというと、
「お客さまの問題と、自社の問題を区別していない」からです。

例えば「予算がないので何とか安くしてくれませんか?」
と言うお客さまの問題を

「安くしなければいけない、でも安くしたくないし」
「どうしよう?どうしよう?」と
自分の問題だと思って一生懸命考えているのです。

やはり、ビジネス上に起こることは全て自社の問題です。
全てです。

だったらそ全てのことを自社で決めなければなりません。

それらのことを自社で決めるために、一つの指針が必要だなと思ったのが、
経営理念、ビジョン、ミッションについて考えだした理由です。

もう一つの理由は、情熱を伝えるためです。

経営者の方に「どんなビジネスをしているんですか?」
とお聞きした際に、

「すごく伝わってきた!いいな、この人誰からも応援されるだろうな。」と思う人と、
そうでない人がいます。

何が違うのかな?と考えたときに、

「こうなりたい」とか「こんな世界をつくりたい」
という想いの強さなんじゃないかなと思いました。

その「こうなりたい」とか「こんな世界をつくりたい」というのが
ビジョンなんじゃないかと私は思います。

例えば、
「働く人がみんなワクワクと仕事をしている世界がつくりたいんです。」
と言っている人が、淡々と話していたらワクワク感は伝わってきませんよね。

やはり、想いが強い、情熱が伝わってくる人の話には
心を動かされますよね?

ビジョンを明確に自覚しているかどうか?で、
経営者の想いの強さ、エネルギーレベルが変わってくると思います。

では、経営理念、ビジョン、ミッションは
何をどう考えていけば良いのでしょうか?

長くなりましたので、
それは、次回にお伝えしたいと思います。

あなたは、ご自身のビジネスの価格や条件、どこに向かうか?など
全てのことをご自身で決めていますか?

あなたは、「どんなビジネスをされていますか?」と
聞かれたときに、ご自身のビジネスを語れますか?

ご自身のビジネスを語っているときの
情熱はどれぐらいあるでしょうか?

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。

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