心に響くプレゼンとそうでないプレゼンの違い

先日ある会社の式典に招待されて、
乾杯の挨拶を任命されました。

セミナーとか、ミーティングとか
フリートークの場では、

もう、あがることはなくなりましたが、

挨拶とか、話すことが決まっているスピーチは
苦手というか、どうも緊張します。

なんとか無事に挨拶することはできたのですが、
私の思いはどれほど伝わったでしょうか?

そんな挨拶のスピーチやプレゼンテーションですが、

感動するものもあれば、
早く終わらないかな〜というものも(笑)あります。

それって、一体何が違うのでしょうか?

本日は、心に響くプレゼンとそうでないプレゼンは
一体何が違うのか?

私の持論をお話ししたいと思います。

私は仕事がら、プレゼンを見る機会が多いです。

先日、ある会社が出展しているイベント会場へ
応援も兼ねて見学に行きました。

たくさんの企業のブースがあって
ブースごとにプレゼンテーターがプレゼンしていました。

人が集まっているところ、あまり集まっていないところ
様々なブースがありました。

あるブースのプレゼンテーターは、
大きく通る声で、話し方も上手くて、

話の流れもスムーズで理路整然としていました。

自分たちの考えや自分たちの会社のことを
一生懸命話されていました。

でも・・・

話し方はとても上手いんだけど、なぜか話が入ってこない。

話していることは「なるほどな」と思うんだけど、
ちょっと押し付けられている感じがする。

集まっている人も、なにか硬いというか、緊張している様子でした。

一方見学に行った会社は、
もちろん話し方も話の流れも良かったのですが、

集まっている人は最初こそ緊張した感じでしたが、

プレゼンが進むにつれて、表情が柔らかくなって、
しだいに和やかな雰囲気に変わっていきました。

最後は会社の人に色々と質問をする人が多かったです。

この2つの会社は何が違うのでしょうか?
私なりに考えてみました。

まず、プレゼンって話す内容と話し方が注目されがちです。

それは目に見えることだからわかりやすいし、
フィードバックや共有もしやすいと思います。

でも私は、プレゼンには
もう一つの大切なことがあると思うのです。・・・

商売で、売れない人と売れる人の違いは、

  1. 「自分のことを話しているか?」
  2. 「相手のことを話しているか?」です。

プレゼンも商売と同じだと思います。

先ほどのあるブースのプレゼンターは、
自分のことや会社のことを話していました。

人間、人のことには基本的に興味がありません。
人のことを聞くのは疲れます。

でも、自分のことだったら、すごく興味があります。
自分のことを話してくれているのを聞いても疲れません。

一方、見学に行った会社のプレゼンターは、

「相手がどうしたらいいか?」
「何を気をつけたらいいか?」

を話していました。

最後の質問に答えるときも、
「相手が一番いい選択をできるように」
というような姿勢で答えられていました。

プレゼンテーターが

  1. 自分たちのことを考えているか?
  2. こちらのことを考えてくれているか?

これらは見えないところで感じることなのですが、

人間って、そんな見えないところを察知できる能力があると思います。

いいプレゼンっていうのは、やはり

「聴衆がどうなりたいか?」

それを心から考えて話すことなのかなと思います。

あなたは日常でどんなプレゼンの機会がありますか?

プレゼンを伝える相手は「どうなりたい」と考えているでしょうか?

あなたは、プレゼンを伝える相手に何を伝えればいいでしょうか?

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。