これからの時代の動画コンテンツマーケティング

もう10年以上前の話になりますが、私はセミナー会場で人前に立っていました。

当時買ったばかりのiPhone3GSを手にして、

「これからはこのスマートフォンをみんなが持つ時代になります。

 今ではPCのホームページからお客様を集客したり、商品を販売したりしていますが、

 いずれこのスマートフォンからの集客や販売の方が増えていくと思います。」

そんなことを発言していたました。

ちなみにその当時、ほとんどの人がガラケーを使っていて、iPhoneなどスマートフォンを使っている人はごく少数でした。

「いつも持ち歩いて、サッとポケットから出せるスマートフォンをみんなが持つと世界はどのように変わるでしょうか?」

「どこでも、スキマ時間に、というか暇さえあれば、スマートフォンでインターネットにつながる。そんな世界になると思います。」

「そうなるとその時間に見るコンテンツ。それが集客や販売のキーポイントになると僕は考えます。」

「そこで見るコンテンツとは何か?それが動画コンテンツだと思います。」

そんなことを言ってたんですね。

我ながら振り返っても時代を読むセンスはあるなと思います。

なので、『動画コンテンツがあるホームページ』がこれからの主流になると思ったんですね。

今のようにYouTuberが出てきて動画コンテンツ自体が主流になるとは、

ましてや、億越えの収入を得る人たちが出てくるなんて想像もできませんでしたが。

本日は私の考える「これからの動画マーケティングとは?」について話したいと思います。

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YouTuberとYouTubeマーケティングの違いって?

動画で稼ぐといえば「YouTuber」を思い浮かべる方が多いと思います。

小学生のなりたい職業ランキングでも「YouTuber」が上位に上がってきてますよね?

でも、私の感覚では「YouTuber」って芸能人やスポーツ選手になるより大変で難しいと思います。

アクセス数は何十万、何百万と稼がなきゃならないし、そんな動画を毎日アップし続けなければならない。

ものすごく重労働な職業だと思います。

少なくとも私にはできません。

ここでは、YouTuberという職業がどうかという話をしたいわけではなくて、私が考える動画マーケティングでつくる動画コンテンツの話をしたいと思います。

それはどんな動画かというと、YouTuberのつくる動画コンテンツとは違うものなのです。

YouTuberって「何で稼ぐビジネスモデルか?」というと広告収入ですよね。

アクセス数に応じて広告収入が増えていく。

なのでYouTuberがつくらなければならないのは、

一言で言うとエンタメ、「観ること自体が魅力的な動画コンテンツ」です。

カワイイとか、ビックリするとか、楽しいとか。まぁ、面白い動画ですね。感情を刺激することが必要になってきます。

一方動画コンテンツマーケティングでつくる動画は、

「観ること自体が魅力的な動画」ではなく、(もちろん魅力的な部分も必要になってきますが、)

どちらかと言うと、動画コンテンツを観て、何らかの「行動をしたくなる動画」と言えると思います。

ビジネスにおいて、どんな行動を取ってもらいたいかというと、やはり最終的には商品を買ってもらうことですよね。
先般の記事でも申し上げたように、

  1. 動画コンテンツで集客し、
  2. 動画コンテンツで教育し、
  3. 動画コンテンツで販売する

という『動画コンテンツを使って集客→教育→販売のしくみづくりをすること』が、

私の考える動画コンテンツマーケティングです。

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なぜ今更、動画コンテンツマーケティングが必要なのか?

なぜ、今更動画コンテンツマーケティングが必要なのか?

まずは、この動画をご覧ください。

これは私が10年以上前にアップした初めて作成した動画なのですが、

冒頭で申し上げたように「これからは動画だな!」と思って、
まずは、クライアントのホームページの動画を作らせてもらおうと、作成した動画コンテンツがこれです。

(自分で言うのもなんですが、行動するのだけは早いなと思います。)

このときは、写真撮影用のコンパクトデジカメ(コンデジって言うそうですね。)の動画撮影モードで撮っていたと思います。

編集ソフトは私の記憶だと多分、Adobeのpremiere elementsというソフトだったと思います。

映像は荒いし、BGMもないし、テロップもちゃんとしてないし、自分で今見ると「見るに耐えない」ような動画ですが、日付を見ると10年以上前ですね。よくやってたと思います。

ちなみにこのクライアントの社長には今も続けてお世話になっております。

(「もう10年以上か!」と思うとちょっと感慨深いです。)

そこから複数のクライアントの動画コンテンツや自分の動画コンテンツを作成してきて、非公開なものも含めると200本以上作ってまいりました。

(こうして勘定してみると「そんなにつくったか?」と自分でも感心しました。)

それから10年以上たった現在、あなたもご存知のように、みんなスマートフォンを手にして、YouTuberが億を稼ぐ時代になりました。

TikTokやインスタなどができ、誰でも動画を撮影し、公開できる時代になりました。

そんな時代に

「なんで今更動画なの?」
「もうみんな動画の時代って思ってるからもう遅いよ」

って思う方がいるかもしれません。

でも行動が早すぎる(?)私にとって、動画自体が注目されているそんな時が一番いいんだと思います。

それはどういうことか?・・・

動画コンテンツで勝負しないということです。

「え?言ってる意味がわかんない」って。

動画コンテンツで勝負する。

つまり、動画コンテンツのクオリティで勝負しないってことです。

例えば、TV業界もインターネットに参入してきている今、

TV業界のプロの動画クリエイター達が、インターネットの動画コンテンツ作成の業界になだれ込んできたら?なだれ込んでくるでしょうね。

そんなプロの動画制作クオリティに勝てるわけがありません。

あと、「面白い動画コンテンツ」でも勝負しないということです。

例えば、YouTuber達はみんな、面白い動画を毎日アップロードしています。何十万、何百万のアクセスを稼ぎます。

そんな人たちに面白い動画コンテンツで勝てるわけありません。

「じゃあ、なんで動画コンテンツマーケティングに参入するの?」

それは、ぶっちゃけ商品が売れるからです。

お客さんがインターネットから商品を購入するためには、実は心理的な障壁がいくつもあります。

それも無意識化での。

  1. 私の問題・欲求はなんだろう?(そんなことを意識化して買い物をしている人はいないと思いますが)
  2. 私の問題・欲求の原因はなんだろう?
  3. 私の問題・欲求の解決策はなんだろう?
  4. どんな商品があるんだろう?
  5. どの商品がいいのかな?
  6. この商品がいいと思うんだけどどうかな?
  7. この会社って大丈夫かな?
  8. 誰が販売してるんだろう?
  9. どこから買うんだろう?
  10. どうやって買うんだろう?

など、人は買い物をするときに様々なことを無意識化で考えています。

商品を購入してもらうためには、そんな『お客様の心理的な障壁を超えてもらうための情報』を表示しなければなりません。

先般の記事でも申し上げましたが、テキスト→音声→動画の順番で情報量が増えます。

情報量が増えるということは、テキストよりも音声、音声よりも動画の方が、伝えずらかったことが伝えられるということになります。

もちろん、よりダイレクトに伝わるので、

例えば「この人なんか胡散臭いな」ということも伝わりやすと思います。

なので、真っ当なビジネスをしている人ほど、有効なのが動画コンテンツマーケティングなのです。

それから、これからの時代、商品を販売する人や会社のパーソナリティや価値観、世界観などが重視されてくると思います。

「誰が販売しているのか?」「誰から買いたいのか?」ということです。

それらのパーソナリティを伝えて、ファンになってもらうということにも動画コンテンツは有効だと思います。

そしてなぜ、今更ということに対しての私なりの回答ですが、

YouTuberのみなさんのおかげで、世の中の人が動画を観るということに慣れてきています。

今では笑い話のようですが、10年前なんかは、

「下記は動画です。真ん中の赤い矢印ボタンを押すと動画が観れます」

なんてことを書かないと、

「動画だと認識してもらえない」
「動画の観方がわからない」

そんな時代だったのです。

だから動画も受け入れている、観方もわかるということは、動画マーケティングに取ってとても後押しとなるのです。

あとは、5Gなどインフラが整備されてきている今、動画コンテンツの視聴がすきま時間に、ストレスなく見れるということもさらに動画コンテンツマーケティングを後押ししてくれると思います。

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これからの時代の動画コンテンツマーケティング

では、実際どんなふうに動画コンテンツをマーケティングに使うの?ということなのですが、

以下のページを見てください。

ECO窓ファクトリー 室内防音ドアDIY

これは、私が作成したクライアントのサイトなのですが、

このサイトは、室内での楽器演奏の音漏れなどを対策する防音ドアのページです。

室内防音ドアという商品は、これまでは、プロの業者がお客様宅まで行って施工をする商品でした。

その防音ドアをお客様ご自身でDIY施工してもらうサポート商品の販売ページです。

お客様が防音ドアをご自身でDIYするためには、心理的な障壁があります。

「自分で設置ちゃんとできるかなぁ?」

その不安があると、せっかく「このドアを設置したいな」と思っても購入をためらう人が多く出てきます。

さらに加えて、その「購入したかったけど購入しなかった人」は当然のことながら連絡して来ないので、いるのかいないのか?存在すらわからないのです。

これではこの商品の市場があるのかすらわかりません。

そこでこのページでは動画コンテンツを使用することにしたのですが、

防音ドアをきちんと設置するには「計測と設置の正しいステップ」を押さえる必要があります。

動画なしだと、この「計測と設置の正しいステップ」をテキストと画像を使って表示しなければなりません。

それだと

  1. 結構なページのスペースを取るし、
  2. 作成するのにもちょっと時間と手間が掛かるし、(もちろん、動画コンテンツも手間と時間は掛かりますが)
  3. 「そこが知りたい!」といった細かいニュアンスが伝わらないということもあって、

お客様の障壁を解決しきれないかもしれません。

それが、このサイトでは「計測ステップ」、「設置ステップ(この動画はクローズド)」を解説したYouTube動画コンテンツを作成しページに埋め込んでいます。

ちなみに、この動画コンテンツはクライアントが撮影した映像を私がAdobe premiere Proという編集ソフトで編集してます。

余談になりますが、これまではiMovieというApple純正の編集ソフトで編集してました。

このソフトはとっても編集しやすくていいソフトなのですが、いかんせん、テロップ作成がイケておりません。

なので、少し難しいですが、(慣れてくるとそうでもないです。)テロップを結構自在に作成できるAdobe premiere Proに変えたのでした。

まだまだ全て使いこなせていませんが、また動画コンテンツの編集の仕方とかもお知らせできたらと思います。

話は戻って、ページをご覧のように動画だけなのでスペースもスッキリしてますし、

購入したいけども「ちゃんと計測できるかなぁ?」「ちゃんと設置できるかなぁ?」といった人の心理的障壁を解決できるので、

商品を購入してもらうことができるのです。

実際に、このページはオープンしてまだ1週間も経っていないのですが、

もう何件かのお問い合わせが入っていて、

「動画があってわかりやすいです」
「これでできそうかなと思いました」

という声をいただいているそうです。

これは本当に一部の事例なのですが、

動画コンテンツには他にもまだまだ可能性や、使い方のアイデアがたくさんあると思います。

テキスト離れしている社会の人が、動画コンテンツをストレスなく、普通に観れるようになった今、動画マーケティングが今後も求められていくと思います。

あなたは動画についてどれぐらいの知識がありますか?

あなたは動画コンテンツを作成、または利用したことがありますか?

あなたは動画マーケティングを使ってみたいと思いますか?

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。

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